夢現
2021年1月1日
朝から夜まで、起き上がることも
胃に何か入れることも出来ずに
身体中の水分を涙にかえていた
私の覚悟なんて陳腐なもので
1日前とのあまりの差に
気が触れそうだった 触れていたのかもしれないけれど
あれから約1年
此方が思っているより名前を聞いた
生存確認だけでなく
声も言葉も届けてくれた
生存確認だけでも、と言いながら
叶えられてしまうと
休めているのだろうかと思うのだから
私はとんでもなく我儘な人間だと思う
何度でも思い出す
ここまで心揺さぶられるのは彼らだけであること
涙が出るのは 唯一 彼らだけであるということ
愚かでも虚構でも
5人に魅入られた現実を今も生きている
愛しさで星が回ったり
終わったはずの夢がまた背中に迫ったり
そんな日がもし訪れたら
その時はまた、夢路の果てを共に生きようと思う
今年もそれぞれお疲れ様でした
そして、これからもずっと 素敵な人生を
了