夢路の果て

「君は僕の心臓の一部だ」

2018-2019

 

 

 

 

“ 平成最後の夢物語 ”


決して在り来りではないそのフレーズに
当選した瞬間から
漠然とした恐怖を覚えていた


関ジャニ∞ 15周年
嵐 20周年
タッキー&翼 最後のステージ

 


一年ぶんの量ではない
記念が詰め込まれた年越し


コンサートは夢のような時間だと
表現する人は多数いるけれど
私にとっては 、夢そのもので
終わった瞬間 、夢から醒めたように
記憶が朧気になり 、
思い出せる場面が減り 、
次に映像を見た時は絶対的な距離を感じる


だからこそ怖かった
夢物語だと謳っているこのカウントダウンコンサート


何度も確り記憶していようと決意したのに
所詮は夢だと言わんばかりに
既に記憶は朧気で
思い出せる箇所は限られている


確かに夢物語だった
陽射しが入るリビングにいるから尚更
夢から覚めたような気持ちになった


否 、きっと
彼ら自身 「ジャニーズ」 という存在そのものが
夢なのだと思う
彼らによって創り出された空間は
随分と煌びやかで 、華やかで 、
あまりにも眩しかった


徳など積んでもいない
薄汚れた人生に齎された奇跡
夢という名の現実を
例え地獄に突き落とされても
忘れたくはない

 


「平成最後の夢物語」


大きな幸せを 、有難う